Linuxデスクトップのススメ

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サーバー開発担当の木下です。

Windowsストアで、Ubuntuがアプリとして配布されはじめましたね。
コマンドプロンプトからPowerShellへの移行やペイントの廃止など、Windows界隈の大きな動きを感じます。

さて今回は、デスクトップ環境としてのLinuxの話です。

Linuxデスクトップの歴史と概要

現在の2大Linuxデスクトップ環境といえばKDEとGNOMEですが、最初のメジャーリリースはKDEが1998年、GNOMEが1999年でした。MicrosoftでいうとWindows98が出た頃、Appleだとジョブズが戻ってきてiMac G3(コタツの似合うまるっこいやつ)が出た頃ですね。

GNOME 1.0

GNOME 1(Wikimediaより)

KDEはわりと平穏に開発が進んできたイメージがありますが、一方GNOMEは3.0リリース前後に大きな混乱がありました。結果としてMATEやCinnamon(あとUbuntuのUnityも・・・)などのフォークプロジェクトが生まれ、多くのユーザーが移行してしまいました。
KDEとGNOMEの違いですが、KDEがWindowsライク、GNOMEがmacOSライクな環境と言えるかもしれません。ただ、どちらも多くのフォークプロジェクトがあるので、実行環境や自分の好みによっていろんなデスクトップ環境を選ぶことができます。
Windows/macOSの後追い感があるかもしれませんが、一方でOSX Leopardで搭載されたSpaces(現在のMission Control)に似た機能はGNOME 1.0の時点で実装されていたりと、Windows/macOSに影響を与えてきた存在でもあります。

開発環境としてのLinuxデスクトップ

多くのエンジニア(特にWeb系)にとって、Linuxデスクトップは最高の開発環境ではないかと思います。
いくつか理由を上げてみたいと思います。

開発をLinuxで出来る=開発環境と実行環境を揃えられる

Webの開発をしていると多くの場合、実際の実行環境はLinuxではないかと思います。例えばAWS EC2の場合、OSのシェアはUbuntuが圧倒的に多いようです(出典)。PHPやRuby、Pythonなども同じ環境をそろえて開発が出来ますし、bashですぐにSSHを張れるため、WindowsやmacOSに比べてスムーズに開発ができます。(macOSのターミナルはなぜあんなに起動が遅いのでしょうか・・・)

ほとんどの開発ツールがLinuxをサポートしている

Atom/Visual Studio Codeなどのエディターや、Slack/Skypeなどのコミュニケーションツールをはじめ、他のOSで動くアプリの多くはLinuxでも同じように動きます。木下愛用のPhpStormももちろん動きます(ありがとうJetBrains!)。Javaの実行速度が早いため、IntelliJやEclipseなどはWindows環境下よりもスムーズに動く感じがします。
最近はGoogle Chromeも動くようになったので、アプリケーションが動かなくて困ることはほとんどないと思います(困るのはMicrosoft OfficeやXcodeくらいでしょうか)。

カスタマイズが自由にできる

WindowsやmacOSよりも、デスクトップ環境のカスタマイズが自在です。特にLinuxに精通している人であれば、自分の思い通りの環境を構築できるはずです。

Windowsとのデュアルブートが可能

最近はUEFIがらみで難しくなってきましたが、それでもWindowsとLinuxのデュアルブートは可能です。PCの起動時にGRUBで、WindowsかLinuxかを選択できるようになります。
国内メーカー製のPCにはSecure Bootが外せないためにWindows以外のOSが起動できないようになっているものも出回り始めているようなので、これからPCを購入される際には、UEFIが柔軟かどうかも気にしてみてください。ThinkPadおすすめですよ:-)。

おすすめのLinuxデスクトップ環境

木下おすすめの環境は、Linux Mintです。Debian/Ubuntuベースのディストリビューションで、Ubuntuのリポジトリが使えます。CLIで使う分には、Ubuntuとほとんど違いはないはずです。
UbuntuがUnity(ゲーム開発環境ではなくデスクトップ環境のほうです)を推していた時期に、複雑で動作が重いUnityから離れようとLinux Mintに移行したユーザーが一定数いるようで、ネット上にも情報量がそれなりにあります。
Linux Mintには主にCinnamon Edition(GNOME 3.xベース)とMATE Edition(GNOME 2.xベース)がありますが、どちらも素のGNOMEより軽量シンプルで、かつ必要な機能がうまくまとまっている印象です。Cinnamonは比較的リッチな環境なのに対して、MATEは軽量シンプルを追求している感じです。

Linux Mint 17

Linux Mint 17(Wikimediaより)

Linux Mintを試してみたいと思われる場合、HDDにインストールする必要はありません。LinuxにはLive USBという仕組みがあり、USBメモリーにOSのイメージをコピーしてPCに挿し起動すると、HDDにインストールしたのと同じ環境を試してみることができます。気に入ればその場でインストールすることもできますし、PCをシャットダウンしてUSBメモリーを抜けば元に戻すことができます。
ぜひダウンロードして試してみてください! Linux Mint

Linuxエンジニアリングのとっかかりにも

近年Linuxが扱えるエンジニアの需要はますます大きくなっています。特にインフラ設計・開発ができるクラウドエンジニアや、IoTエンジニアの需要が大きくなっているようです。
ぜひLinuxデスクトップをとっかかりにして、コマンドインターフェイスにも親しんでみてください!

木下 晴晶
e.d.aではサーバー・APIの開発を担当。Plamo->Fedora->Ubuntu->CentOSとわたり歩く生粋のLinux好き。趣味はゆったりした鉄道旅行。

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